2023-01

トルストイ好きは絶対に買うべき! 最高の名言集「文読む月日」(上・中・下)

この本を知ったきっかけ 私がこの本を知ったきっかけは、何かの雑誌で本特集が組まれており、そこでお薦めされていたことです。トルストイとあるので、てっきり小説か?と思いましたが、どっこい名言集でした。しかし、これが本当にすごかった。 ...

死者たちが語る、自らの人生とは ローベルト・ゼーターラー「野原」

珍しく手が伸びた最近の小説 実は、本好きと言いながら、新しく出た本になかなか食指が動かないタチです。古典的なもので読みたいものが多すぎて…汗 ですが、こちらはネット記事の書評で目にし、死者が墓の中から語り掛ける、という内容が(...

楽しく反出生主義を学べる 品田遊「ただしい人類滅亡計画  反出生主義をめぐる物語」

今注目の思想(?)「反出生主義」 みなさんは「反出生主義」という言葉をご存じでしょうか。反出生主義とは、「人間は、生まれてこない方がよかった」「だから、子どもを産むべきではない」という思想のことです。こういった思想はかなり昔から存在...
必読書150

今、まさに読まれるべき詩 「パウル・ツェラン詩文集」

吸い寄せられた一冊 先日、2023年の代官山蔦屋書店はじめをしてきました。お洒落で、書店員さんのこだわりが随所に見られて、いつ行ってもワクワクします。 そんななか、外国作家の書棚を見ていた時に、目が合ったのがこちら。実は、もと...

わかりやすい文章、書けてますか? 岩淵悦太郎「悪文 伝わる文章の作法」

半世紀以上読み継がれるベストセラーが文庫になって手に取りやすく! みなさんは、正しい文章を書けている自信、ありますか?私は全然自信がありません。私の場合、勢いで書くと冗長になる癖があるので、なるべく読み返すようにしています。 ...

「批評の神様」小林秀雄ことはじめにオススメ『読書について』

よくわからないけどすごい人、小林秀雄 小林秀雄って、本を読んでいると非常によく名前を見ます。学生のころは、評論文の問題にもよく出ていたような… ただ、この方、「批評の神様」と呼ばれ熱狂的な支持者がいる一方で、「何を言っているの...