2023-03

必読書150

不動の名著 マキアヴェリ「君主論」

この本を読んだきっかけ こちらを読んだきっかけですが、例によって「必読書150」に入っていたためです。 学生時代は世界史選択だったため、もちろん作者の名前も作品名も聞いたことがありましたが、今の今まで読んだことがあ...
必読書150

エロを通した愉快な人間讃歌 野坂昭如「エロ事師たち」

タイトルからしてすごい さすがに最近重たいものばかり読んでしまって、疲れてしまったので、少し軽めのものを。こちらも例によって「必読書150」に入っているものです。 とはいえ、実はこれは後付けで、又吉直樹さんの「第2...
必読書150

複雑すぎる血の呪縛 中上健次「枯木灘」

色んな意味でうわ~っとなった作品 最近、近代日本文学づいているところですが、またも長編を読み切りましたので、ご紹介します。こちらも例によって「必読書150」に掲載されていたものです。 帯に「『推し、燃ゆ』宇佐美りんの“推し”」...
必読書150

絶え間なく繰り出される鬱展開 大江健三郎「万延元年のフットボール」

軽快な話かと思いきや... 2023年3月3日、ノーベル文学賞作家の大江健三郎さんがお亡くなりになりました。平成生まれ世代としては、日本史で必ず名前を覚えた方で、ひとつの時代が終わったような気がします。 実は「万延元年のフット...