田辺聖子さん渾身の恋愛三部作は必読! 「言い寄る」

この本を読んだきっかけ 田辺聖子さん、有名な作家さんですよね。国語便覧などにもお名前が載っていたような... ですがどうにも食指が伸びなかったのは、いかにも先進的な明るい女性、という印象があって、暗い自分としては気後れしたのか...

平成生まれ直木賞作家による爆笑エッセイ 朝井リョウ「時をかけるゆとり」

この本を読んだきっかけ 朝井リョウさんの存在は、脅威だ。 というのも、私も平成元年生まれで、完全なるタメだからです。1歳でも年が違えば色々と言い訳できますが(何をだよ)、同い年でここまで才能がある人を目の当たりにすると、いかに...
健康になりたい

女性による女性のためのマッサージ探訪記 ジェーン・スー「揉まれて、ゆるんで、癒されて 今夜もカネで解決だ」

この本を読んだきっかけ 社会人になってから、あちこち酷く凝るようになりました。もみほぐしに通うようになり、その技術に感動して、自分もセラピストになりたいとすら思うようになりました。 そんなこともあって、常日頃からマッサージ関連...

又吉さん初期のエッセイ集 又吉直樹「東京百景」

この本を読んだきっかけ 私は以前より又吉さんの大大大ファンでして、以前このブログでも「夜を乗り越える」について書かせていただきました。 「東京百景」はずっと知っていましたし、ずっと読みたいと思っていたのですが、又吉さん...

日航ジャンボ機墜落事故報道を巡る人間模様 横山秀夫「クライマーズ・ハイ」

こちらを読んだきっかけ 1985年8月12日。ちょうど38年前のまさに今日、日航ジャンボ機は御巣鷹山に墜落しました。 私が生まれる前の事故ではありますが、ニュース報道で見るだけでも、「飛行機は落ちることがある」という恐怖心を深...

平成初期の松っちゃんによるお笑い論 松本人志「「松本」の「遺書」」

この本を読んだきっかけ 小さい頃から、幾度となくダウンタウンさんには笑わせてもらってきました。「ごっつええ感じ」のDVDは全部観ましたし、年末の「笑ってはいけない」シリーズでは、他の家族が紅白派のなか、私は「笑ってはいけない」を大爆...

「女」芸人であることの苦悩 西澤千央「女芸人の壁」

この本を読んだきっかけ 最近、LGBTQもいう言葉も広く知られるようになり、よりジェンダーの話題が増えた気がします。ただ、男性であること、女性であることが強く意識されるようになったことで、かえって息苦しく感じるようになった気もします...

吉本の講師に学ぶ、日常にも活かせる切り返し術 本多正識「1秒で答えをつくる力」

この本を読んだきっかけ 昔からお笑いが大大大好きです。お笑いという言葉よりも先にドリフを知り、それ以来「人を笑わせる」プロである芸人さんにはずっと尊敬の念を抱いてきました。私は芸人になるようなキャラではとてもありませんし、話も面白く...

最近の創作だけど神話 H・P・ラヴクラフト「狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選」

この本を読んだきっかけ 夏になると毎年楽しみなのが、各出版社の夏の文庫フェア。私は特に新潮文庫が中学生くらいからずっと好きで、新潮文庫だけは毎年ラインナップをチェックしています。新潮文庫夏の100冊は毎年レギュラーとなっている作品が...

人生の先輩方27名の金言は必読 白江亜古「日本女性の底力」

この本を読んだきっかけ この本と出会ったのは、確か何かの雑誌のおすすめ本として掲載されていたことかと思います。 私自身女性であり、しかも中・高・大学と10年間女子校だったため、ジェンダー関連の話題に触れる機会もあったことから、...